研究施設・ラボの災害対策ガイド Vol.01
研究施設における災害対策は、設計段階からの備えが鍵を握ります。研究環境では、地震や火災に加え、有害物質への曝露や実験動物の逃走といった特有のリスクも存在するため、BCP(事業継続計画)の重要性が一層高まります。
効果的なラボの緊急計画は、設計の初期段階から取り入れられるべきであり、有事の際のシームレスな対応を可能にします。適切な備えは、安全性を高めるだけでなく、人員の保護、損害の最小化、そして迅速な復旧を支える柱となります。本ガイドでは、研究所・ラボの災害リスクとその対策について、設計・設備・運用の観点から体系的にご紹介します。
*本記事は、各研究機関の安全方針や災害対策マニュアルに準じてご活用ください。
*災害発生時は安全確保を最優先に行動し、自治体や関係当局の指示に従って避難・対応してください。