シーケンス技術がもたらすiPS治療法の前進

Credit: K. YUSA ET AL., NATURE (ADVANCED ONLINE EDITION) <img loading=2011 MACMILLAN PUBLISHERS LTD.” class=”mr15 mb15″ />iPS治療法を発展させた技術がNatureで発表されました。α1アンチトリプシン欠損症の患者の皮膚からiPS細胞を作成し、その中の変異α1アンチトリプシン遺伝子をチョキンと切り出して、正常遺伝子を導入しました。酵素切り出す方法が新しい技術です。その後、肝細胞に分化させてマウスの肝臓に注入、正常なα1アンチトリプシンが分泌され、5週間過ぎてもがん化も生じなかったようです。
気になる点は、次世代シークエンサーでこのiPS細胞の全ゲノムを調べてみたら、29個の変異が見つかったこと。変異はiPS細胞の培養中に発生したとみられていますが、これが本当に安全かどうか検証が済むまでヒトへの応用はまだでしょう。
それにしても次世代シークエンサーってすごい!!
引用元記事:http://bit.ly/pL25R4
引用元記事:http://bit.ly/nCY2zX