インターフェックスジャパンでの本タイトルのセミナーに多数ご参加いただきありがとうございました!
一人の妄想失恋準備中の女性がふと入ったカフェで音楽を聴くと、心が急に動き出して前向きな気持ちに変化し最後は奇跡を信じて挑戦しよう!という、潰れてしまいそうな女性がポジティブに変化していく心の様相を描写した「恋するフォーチュンクッキー」という曲。
本タイトルセミナーでは3月のNature Indexに掲載された日本の論文引用数の低迷問題や、企業に求められるイノベーションの実現には研究者の環境と文化と心の、ポジティブなアフォーダンスが大切なことを国内外事例など元に、この曲と今の日本の研究開発環境を重ね合わせてお話しさていただきました。
今回は弊社から積極的にご案内しなかったので「なんだそれ聞いてないぞー」とクライアントからのお問い合わせ多数ですみません…. もちろん出張セミナーたまわります。
またせっかく盛り上がってた質問コーナーも時間の関係で途中で切られてしまい申しわけありません。
また改めてメールでもお答えしますのでお気軽にお願いします!!
また弊社「table」で何か飲みながらでもお話しできればと思っています。
カテゴリー: 気になるサイエンスNEWS
好むと好まざると。
サイエンスZERO
ピースな贈り物
クライアントから、当社設計担当者が長年愛用しているピースプロデザインシリーズのワックスとグリースをいっぱいいただきました!
包みを開けたらアクアフローラルの香りに満たされヘアサロンにいるようなピースフルな気持ちになります。
これから所員一同ヘアスタイルをビシッと決めて頑張ります!
筑波大学IIIS
透明マウスとアルコール依存症のラット
23日のネイチャーニューロサイエンス電子板に気になるニュースが2つ。
一つは生体組織を壊さずにマウスの脳や胎児を透明にする魔法の試薬を理研(神戸)の発生再生科学総合研究センターが開発したとのこと。
人間へ適応は今は無理だろうが、米国MITはナノテクで透明になる軍服を開発しているので、近い将来組み合わせで透明人間が現実化に・・!?
次にUCSFの神経学の研究チームがアルコール依存症のラットの「お酒を呑みたい欲求に働く酵素」を特定して、薬で消去することに成功したとのこと。
素晴らしい発見だと思うが、二日酔いを消去する技術の方を熱く期待したい。
でも人間のために二日酔いのラットはかわいそうなので作らないで欲しい。
3Dプリンター
オランダの設計事務所が巨大な3Dプリンターで継ぎ目の無いメビウスの輪のような建築を計画している。
3Dプリンターで建築を作るというチャレンジよりも、メビウスの輪を建築にしようというチャレンジがすごいと思う。
バイオエンジニアリングの業界では以前から3Dバイオプリンティング技術は積極的に取り入れらている。
Herriot-Watt UniversityではES細胞を3Dプリントし生体組織を作成に挑戦し、ペンシルベニア大学では
3Dプリンターで血管網の複製に試みている。さらにコーネル大学ではシリコン製の人口耳を作りだし、
3年以内に臨床移植を行う発表をしている。近い将来、医療の世界は当たり前の技術になりそうだ。
ちなみにコーネル大学はケーキやナゲットなどの食品もプリントしているそうだけど、
インクジェットで食材を吹き付けるなんて・・・3Dプリントはこれからあらゆる産業を変えて行くことでしょう!
http://www.universearchitecture.com/
http://www.news.cornell.edu/stories/Feb13/earPrint.html
組み合わせの妙技
Vision and Hard work
研究業務はまさにハードワークである。特に日本ではリサーチアドミンやテクニシャンの業務と職位がまだ明確に確立されていないため、欧米のように分業がなされていない。そのため多くの研究者は研究以外の雑務に追われ、研究に集中できない状況がほとんどであろう。
山中教授が不屈の精神力でハードワークに耐えノーベル賞を獲得するまでの力の源泉は「難病患者を治したい!」という強いヴィジョン。でもきっと今の厳しい日本の研究環境と制度と組織の上で、若手研究者が山中教授と同じような精神力だけでは研究を続けて行くとは極めて難しいと思う。今回の受賞をきっかけに、志ある若手研究者が国内でも大胆な研究を自由に取り組めるような制度が確立されることを期待したい。
そして研究所を設計するプラナスとしては、国内外の優秀な研究者を魅了し、自由な雰囲気のなか議論ができ、豊かな発想を創出する研究所の構築に寄与して行きたい。
生物科学を利用した経済活動の強化
オバマ政権が今後の米国が進むべき科学の方向性を示しました。
National Bioeconomy Blueprint
米国におけるバイオ経済(医療技術やバイオ燃料など)に関わる研究と産業の強化のため、企業への投資、トランスレーショナルリサーチ、産業の加速化、人材育成、官民協働がうたわれています。
これを受けて、この分野の各国の主導権争いが激しくなると予想されます。
この中にはiPS細胞の利用が明記されており、日本が今後もこの技術をリードしていくことが重要になるはずです。