ヨーグルトが脳に良い!?

Mice fed a strain of Lactobacillus rhamnosus were less anxious and produced fewer stress hormones than control animals.乳酸菌など腸内細菌が健康に良いことはよく知られていますが、アイルランドの研究グループから脳にも良い影響があることがPNASに報告されました。マウスにLactobacillus rhamnosus(JB-1)株を与えたところ、GABAレセプターの発現が上がり、不安減少、ストレスにも強くなったそうです。マウスの結果がヒトに適応できるかは今後の課題だと思いますが、こんなニュースを知ると乳酸菌飲料ピルクルガブ飲みです。
引用元記事:http://bit.ly/n8l1JU

ディズニーとビーチとバイオサイエンス

J. MCENTEE/SCRIPPS RESEARCH INST.フロリダと言えばやっぱり青い空と海そしてミッキーマウスです。ところが最近はバイオテック産業都市を形成しようと州政府は$1.5ビリオンもの予算をつけて挑戦しているようです。確かにフロリダにはお金持ちがリタイア後に集まってるため最新医療ニーズがあるだろうし、もともと米国最大級の研究所スクリップスもあるし、バイオテック産業都市を築くには好条件がそろってます。あとはディズニーライクな雰囲気から研究者を惹き付けるアカデミックなイメージへのトランスフォームが必要でしょう。頑張ろう日本も!
引用元記事:http://bit.ly/onbr9o

折り返し地点

Variation among Arabidopsis strains can reflect genetic adaptation to their local habitat. D. Weigel週末は世界陸上のマラソンが熱かったですが、現在幾つかの生物種で1000ゲノムプロジェクトが進められています。先日異なる環境で生息している100個体のシロイヌナズナのゲノム解析結果がNatureとNature geneticsに報告されました。これに加えて400個体もシークエンスは既に終わっていて、つまりこのマラソン作業は折り返し地点にいることになります。
かつてのゲノムプロジェクトは1個体のシークエンスに何年も労力をかけていたのに、次世代シークエンサーの威力はすごいです。おまけにメチル化など他の情報も解析してしまうのですから、これからもっと生物種のゲノムプロジェクトが立ち上がるでしょうね。
引用元記事:http://bit.ly/qcRlYA

Warmer Eggs, Better Ducks

Credit: Sarah DuRant/Department of Fish and Wildlife Conservation今日も東京は暑かったですが、アメリカオシドリ(Wood duck, Aix sponsa)の卵を35℃、36℃、37℃で孵化させたとき、低い温度環境で育ったヒナは免疫能が低かったとBiology lettersに報告されたそうです。たった2℃差で免疫が弱くなるとは・・・ 地球温暖化は、アメリカオシドリのヒナの生存率を上げるかもしれません。
引用元記事:http://bit.ly/mWY1hH