ノーベル賞受賞博士の
開放的で好奇心に満ちたラボラトリー
本庶佑先生の2018年ノーベル生理学・医学賞受賞を契機とした新施設「次世代医療開発センター」の内装設計とVIデザインのプロジェクトである。
神戸発医療シーズの実用化推進、革新的医療技術の社会実装の加速化を目標として、これまで分散していた4つの研究室をワンフロアに集約している。本庶佑先生からは、それぞれの知の融合を促すため、オープンで一体感のあるラボ空間の実現を求められた。
実験室はオープンとし、通路上に間接照明を設けるなど一体感を演出している。実験台は将来的に台下フリーザーを設置出来るなど、各研究室の意見を採り入れながら、細やかにカスタマイズされたものを配置している。実験台と一体で各研究員の作業机を併設し、実験室の中で常に研究に打込める設えとしている。
また、ラボエリアから切り離されたブレイクエリアからもラボの様子が感じとれ、研究者たちは集中と開放がゆるやかに溶け合うなかで、革新的な医療技術を創造するのである。
プラナスが近年手がけた研究所について、設計コンセプトやプロジェクト背景などを絵と写真と文章でご紹介しています。お気軽にご請求ください。