個性やワクワクを大切にする研究者のために
デニム地のラボウェアをつくりました
BACK GROUND
以前から日本の企業の研究所でよくみるラボウェア(作業着)はアップデートできるな...と思っていた。もちろん作業着は安全性や統一感、耐防汚性などを中心に考慮されてのデザインだが、研究者はクリエイターでもある。あの作業着を纏うことで研究者を画一性で染めて創造性を萎縮させるのではないか。また汚れた作業着での外部との交流において印象的にも注意が必要であると常々思っていた。
そんな時化粧品・医薬品等の原料を開発するクライアントから創造的で遊び心あるラボウェアを製作して欲しいとプラナスにご依頼いただいた。
着やすさ・動きやすさはもちろんだが、着る人・見る人をワクワクさせ、お客様との距離を縮める。さらに自分らしい着こなしができ、着るだけでパワーチャージされる。そんなウェアを作りたいと思った。
PROCESS
あらゆるワークウェアと現在のクライアントの働き方を調べ、なかでもラボでの実験に近い火や熱を使う危険な作業に強いシェフのコートをベースに、高い耐久性を有するデニム地を採用して機能性と動作性を追求した。
1. シェフコートの特徴
- 正面がダブルでカバーされているため火や液体の跳ねから身体を保護する。
- 正面が汚れてもダブルの上下を入れ替えることで綺麗な見た目を維持し来客対応が可能。
- インナーを自由に着用できボタンの掛け方で自分らしい着こなしが可能。
2. デニム生地の特徴
- 耐熱・耐薬・耐火熱性に優れる。
- 通気性が優れ着心地がよくストレッチ性が高い。
- 経年変化を楽しめ長く愛用できる。
これら2つの特徴を合わせ、ユーザーに試着感をヒアリングしながら、ボタンの位置や色彩など細かな調整を繰り返し、これまでの作業着のイメージを刷新する新たなラボウェアーを創造した。
プラナスが近年手がけた研究所について、設計コンセプトやプロジェクト背景などを絵と写真と文章でご紹介しています。お気軽にご請求ください。