世界は不確実で混沌とした“VUCA”の時代に突入し、先行き不透明でリスキーな時代だと言われてますがそうでしょうか?逆にあらゆるチャレンジができるチャンスの時代がやってきたとワクワクしてます。クライアントの多くもこの時代に対応すべく複数の新規プロジェクトを常時走らせて素早いトランスフォーメーションが実行できる場を創り環境激変への対応を急がれています。これまでのように将来起こりうる自社のビジネス環境の激変を予想してシナリオプランニングを実施し、社会・経済のために何を解決すべきか?ニーズは何か…?という熟慮を重ねて計画を実行しても、想定外の競合相手がサクッと常識を覆すような技術やサービスで横から参入を挑まれたり、逆にこっちが挑んだり…。見えない戦いを強いられているなかで「変わり身の速さ」が武器となる時代だなと感じます。
チャールズ・ダーウィンは生物の種が生き残るために大事なことは環境に合わせ変化できることだと言います。それは気候の変化や病気の蔓延などで種が絶滅しないよう変化に適応できる“遺伝的多様性”が必要であり生物の“多様性”こそが私たちの生存や進化に不可欠であるということなんだと思います。確かに森を歩けばよく分かります。生物多様性の生態がうまく機能していることが健全な自然の証。企業活動に言いかえると、これまでのような同質的な価値観を持った人材の集団から、社内外の多様な組織や人材を活かしながらさまざまなボーダーを超えて共にイノベーションを追求することこそがVUCAの時代の健全な生残り策と言えるのでしょう。
そのためには共鳴する仲間が必要です。その仲間となる多様で有能な組織を惹きつけ巻き込むには「我々は何ものか」とういう根源的なポリシーと「そしてわれわれはどこへ行くのか」という妄想の両方を社内外へ表現することが必要でしょう。とりわけ日本の企業で「われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」をアップルやナイキのように明確にメッセージできてる企業は少ないように思えます。もっと日本の企業も“妄想力”が必要かもしれません。たまに気づけば僕らもクライアントと一緒に研究所の組織風土の形成やブランディングの提案で建築の設計をいっさいしないこともあります。そういった自然に人を巻き込む力があるクライアントに共通した特徴は大人たちを燃えさせる“妄想力”。妄想を人に言うのは恥ずかしいけど素直にちょっとバカげた“妄想”を先ずは発信することが大切なのかも知れません。
プラナスはクライアントの“妄想”のお手伝いを全力でさせていただき、不確実な世の中に対して立ち向かえるエネルギー溢れる環境をあらゆるアプローチで創ります!